シンガポール出産〜病院概要と出産費用〜
こんにちは😃
シンガポールでの妊娠、出産について書きたいと思います。
<渡星から産婦人科受診まで>
妊娠が発覚したのは渡星して1週間くらい経ってからでした。
イギリスから3週間だけ日本に一時帰国し、色々準備をしてからシンガポールに来たのですが、
日本滞在時からなんだか体調がおかしい。
胃の機能が全部ストップして、とにかく暑い。
子どもが欲しいなと思っていたところだったので、もしや。。とすこーし思っていたのですが、
妊娠と確実になってしまうとつわりが重くなる気がしたので(笑)シンガポールに着くまで検査しませんでした。
シンガポールに来て気持ち悪さが増し、食欲が本格的になくなりだしたので、検査したらめでたく陽性☺️
コロナの隔離が明けてから日系の産婦人科を受診しました。
<病院選び>
夫婦共に日本人で駐在で来ている方が選ぶのは以下の3種類が多いらしい・・
①妊婦健診:モトコクリニック、出産院:マウントエリザベス病院(ブログで調べる限り一番目にする)
②妊婦健診:ラッフルズジャパニーズクリニック、出産院:ラッフルズホスピタル
③妊婦健診:日本メディカルケア 出産院:グレニーグルス病院
私は③にしました。
以下の4点が主な理由です。
・ネットで調べる限りとても評判がいい
・グレニーグルス病院は私立の中でも費用が少し抑えられる
・家庭医の先生が在中しているので妊婦健診以外の時もお世話になれる
・大きな総合病院の中に入っているので何かあった時にすぐに対応してもらえる
ネットより拝借
シンガポールでの出産は健診から出産まで私立病院だと大体200万ほど・・!!!帝王切開だとさらに高くなります。
英語が堪能であればローカルの婦人科と公立出産院で費用はだいぶ抑えられますが、その自信はありませんでした😂
日本メディカルケアには日本人の産婦人科医の鍋島先生と家庭医の佐藤先生が常駐しており、妊婦健診や出産前後のサポートはもちろん、乳幼児の定期検診、ワクチン接種、大人の一般的な怪我や病気の診察等を行なってくれるので、入国から出産後の現在に至るまで家族全員で大変お世話になっております!
お二人の人柄も穏やかでどんな相談にも丁寧に答えてくださいます。
<妊婦検診>
日本メディカルケアは私立総合病院のグレニーグルス病院の3Fにあり、妊婦健診は日本人医師の鍋島先生の定期的な診察と、グレニーグルス病院に入っている産婦人科のシンガポール人医師の診察があります。
鍋島先生は穏やかな先生でどんなに小さな質問にも分かりやすくきちんと答えてくださるし、妊娠中の不安な気持ちにも寄り添ってくれます。
メールでの問い合わせのお返事もとても早くて、緊急時の電話もすぐに折り返しをくれて、本当に頼りになる素晴らしい先生です。
助産師のあやさんも一緒に診察に入ってくださり、妊娠に関する小さな心配事の相談から入院手続き、産後の母乳ケアまで親切にサポートしてくださいます。
仕事はテキパキこなして頼りになるし、人柄も明るくてお話しするといつも楽しい気分になります☺️
◎定期検診スケジュール◎
初期:超音波検査、子宮頸部細胞診
11〜24週(4週間に1回):血液検査、10週 新型出生前診断(オプション)、12週 FTS検査、20週 FAS検査
28〜35週(2週間に1回):28週 血糖負荷試験・貧血検査
36〜40週(毎週):35〜36週 B型溶連菌、後期血液検査
産後:1、6週目
*1回目の検診の時にもらえる『受診の手引き』というプリント参照。出産までの注意事項やスケジュールが詳しく書いてあります。
日本と大体同じかと思うのですが、FTS検査とFAS検査を必ず受けるところは少し違うかなぁと思います。
FTS検査→胎児に大きな異常がないかを確かめ、染色体異常の確率を計算。結果によってNIPTを受けるかどうか相談できる。
FAS検査→日本でいう胎児ドック。胎児スクリーニング検査の資格を持つ先生が時間をかけてエコーでみてくれる。
上記2つの検査はマウントエリザベス病院のノベナ分院で英語で行います。
費用は検診とは別にかかりますが、支払いは全て日本メディカルケアで行うので、マウントエリザベス病院で支払うことはありませんでした。
妊娠期間中、英語での診察や検診が何回かありましたが、
お医者さんも看護師さんもみんな優しいし日本人慣れしていたので、大きく困ることはありませんでした。
<費用>
私たちの場合、妊娠から出産までS$17,853.66でした。以下主な内訳です。
○妊婦健診主な費用(毎回の健診S$200~300)
・詳細
診察+エコー検査→S$140
吐き気どめ→S$8.82
妊婦用サプリ→S$60
FAS検査→S$285、FTS検査→S$440
血糖負荷試験→S$54
○入院・分娩費用(無痛分娩)
病院+医師→S$11,935
○産後健診
診察、サプリ、母乳外来等→S$748.72
私の場合、ゆるいつわりっぽい吐き気が出産まで続いたので吐き気どめを出してもらったり、葉酸入りの妊婦サプリを病院で出してもらったりしたのでそれらの費用もちりつもでした。
分娩の際は病院に対して払う金額と、医師(日本人医師、シンガポール人医師、麻酔科医師)に対して払う金額があります。
余談ですが、私は夜の9時くらいに10〜12分間隔の陣痛が来て、日本人の先生に電話しました。
初産ということともあり、まだ時間がかかるから日付を超えたら病院に行ってくださいと指示を受けました。
そのおかげで入院費用1泊分浮きました笑
また、私は無痛分娩にしました。
もともと予定日の1週間前に入院して出産する計画無痛分娩だったのですが、
その前に陣痛がきたので出産は予定日より2週間早まりました。
グレニーグルスは麻酔科の先生が常駐しているので、いつ入院しても無痛分娩が可能ということでした。
結果、無痛分娩にして本当によかったです。麻酔中の震えや出産後の吐き気等副作用は人によって多少ありますが、赤ちゃんが生まれる瞬間を今でもしっかりと覚えています。
日本メディカルケアの先生も受付のスタッフさんたちも、皆さんとても親切でいつもにこやかに話しかけてくださり、
出産前も出産後も安心して通うことができます。
ずっと同じところに通っているので子どもの成長も見守ってもらえ、
海外で初産で、知り合いもあまりいない中、一緒に子育てしてもらえているような感覚で心強いです。
鍋島先生も佐藤先生も「いつでも連絡してください」と緊急連絡先の個人電話番号とメールアドレスを教えてくださるので、
本当に必要な時は電話やメールで直接先生と連絡を取ることができるのもありがたかったです。
日本メディカルケアはコロナ対応の病院ではなかったのですが、家族で順番に罹患した時に、
どこの病院に行ったらいいか、何の市販薬がいいか、緊急の場合はどうしたらいいかなど、電話で丁寧に教えてもらえました。
何かあった時はタクシーでA&Eの入り口に行けばスタッフさんが優しく対応してくださいます。
(妊娠22週の時に過呼吸になって夫と一緒に行きました泣)
私もそうだったのですが、妊娠が嬉しい反面、海外出産で不安な気持ちがありました。
日本だったら救急車を呼んであの病院に行けばいい!等、すぐ思いつきますが、海外で救急になんてかかったことないし、妊娠中のホルモンの乱れによる過度な心配性(もともとすごく心配性笑)で、どこにいても「今この瞬間何か(破水とか出血とか)あったらどうしよう」とずっと考えてしまって、外に出るのが怖くなっていました。
そんな時に色々な方の経験談を読むことで不安な気持ちを少し和らげることができたので、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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